プライマリ・ケアのACCCAという考え方① 今日は一つ目のAを少しだけ。
こんばんは。
今日もお疲れ様でした。
今日も色々な方にお会いしました。
無事に一日が終わって、家族が眠って、自分に向き合うこの時間が好きです。
何人かの方に、この拙いブログを「楽しみにしている」と言っていただきました。
恥ずかしい気もしますが、素直に嬉しいです。
応援ありがとうございます。
さて、みなさんは、「プライマリ・ケア」という言葉を聞いてことがあるでしょうか?
私とカツシ先生は、
日本プライマリ・ケア連合学会に属しております。
「プライマリ」は「プリマ(主役)」に由来する語で、
初期、近接、基本といった意味に加え「重要な」という語義も含まれるそうです。
このプライマリ・ケアの定義や意味合いは、とても広く
用いられる場面や状況でニュアンスが違います。
その一つに1996年、米国国立科学アカデミー(National Academy of Sciences, NAS)
が定義したものがあります。
『primary careとは、患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスである』
この定義はとてもよく用いられ、
私達プライマリ・ケアを提供する医師にとっては
一つの指標となっています。
初めは、この文章だけ読んでも
しっくりこなかったのですが
最近少しづつ、この意味を何度も咀嚼するうちに
「こういうことなんじゃないかな?」
と分かってきました。
そこで、今の時点での私なりの解釈になりますが、
この「プライマリケアのACCCAという考え方」
をじっくり、シリーズ化にして、
ゆっくり
皆様にお話していきたいと思います。
あ!ちなみに
YYCが使用している
こう言った模式図は
YYC自慢のコピーライターが(彼の仕事、能力はこれだけではありません。)
私の拙い説明やイメージを聞いて
美しいイメージ像にしてくださってます。(自慢でした(笑)!!)
さて、今日は一つ目のAあたりを少し話し始めたいと思います。
・Accessibility(近接性)
さて、Accessibility(近接性)のAです。
「近い」ということ。。。。
・地理的に
・経済的に
・時間的に
・精神的に
「近い存在の医師」とは、どういうことでしょう。
さて、今日はその近さの中の「地理的」を取り上げてみます。
・地理的に近いということは、、、
その土地のことをよく知ってて
「あ!あそこの坂、急だよね??」とかローカルなネタも知ってて。
というのが、私の「地理的に近い」というイメージです。
土地勘があるというのは
患者さんの皆様と話すときに
結構大事だなあと思います。
私は、実はこの「西成区 玉出」には小学生の頃から住んでおりました。
両親がここで歯科医院をしていたからです。
そしてカツシ先生は、ものすごく地理が好きなので
夜な夜な「西成区 玉出」のことを調べております。(笑)
カツシ先生が目を輝かせて教えてくれたことによると、
西成区の南部、玉出、岸里、千本のあたりは、大正時代まで「勝間村(こつまむら)」と呼ばれていて
勝間村は、生根神社を中心として環濠集落となっていたそうです。
その歴史ロマンに胸を躍らせて
少しでもお昼休みに時間がありますと
趣味のロードバイクで
玉出あたりを
ぶらついておりますので(この間は、環濠集落の端っこを探しに行ったそうです。)
どこかでお見かけしても、、、、
怪しまないでくださいね。(笑)
このように地理的に近いというのは、、、
その土地に興味があり、
その土地の特徴を知ってる、あるいは知ろうとしている
ひいてはそこに住んでいる方に興味があるってことかなあ?
なんて思ってます。
さて次回は
・経済的に近いということは、、、
についてお話ししてみたいと思います。
それではお休みなさい。
あん奈