プライマリ・ケアのACCCAという考え方⑧ 遂に最後のA(責任性)について
こんにちは。
少しブログの更新間隔があきました。
ちょっとバタバタしておりました。
皆様、夏に受けて体づくりされておりますでしょうか?
急に暑くなるこの季節に要注意です。→こちら
こまめな塩分、水分補給をよろしくお願い致します。
何かと、梅雨ということもあり
ジメジメと気分が滅入る日もあると思いますが
なるべくリラックスして
穏やかな毎日が過ごせますように。
ちなみにオリンピックイヤーということで??
祝日が少し変わっていますね。
7月の祝日が7/22(木) 7/23(金)なのでお間違えなく!!
さて長々と続けてきたこのシリーズ
プライマリ・ケアのACCCAについて
私なりの解釈を語ってみるシリーズです。
なんと、なんと今日で最後です!!ワーーー!!!
お付き合いありがとうございました。
プライマリケアについては→こちら
簡単に言うと、
私達が大切にしている医師像を
共有するコーナーです。
【過去の記事】
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方①今日は一つ目のAを少しだけ→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方②さて今日は一つ目のAの続きをば。→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方③ まだ一つ目のAについて。→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方④ 遂に一つ目のA終了です。→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方⑤ C(包括性)について→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方⑥ 2つ目のC(協調性)について→こちら
・プライマリ・ケアのACCCAという考え方⑦ 3つ目のC(継続性)について→こちら
遂に最後のA、Acoountabilityに到達しました!!
責任性(Accountability)とは?
まず、我々は医学を勉強し、提供しております。
一つは、正しい医療がちゃんとなされているか?という責任です。
医学の道が日進月歩。
ひと昔前の医療はもう古いというくらいめまぐるしく医療は発達していっております。
医師である我々が、「ちょっと勉強不足で分かりませんねえ、、」ということは
あってはならないことです。
日々勉強です。
医学の範囲は底知れないです。
医師仲間達は、勉強好きですから
それぞれのコミュニティで
日々勉強してはシェアをしあっております。
私たちも開業しても、その波に追いつけるように
今までより意識して、日々精進して参ります。
また私達夫婦同士や現在手伝ってくれている森田先生と
困った症例はシェアして、ちょっとでもいい方向に行くようにカンファレンスを行なっております。
また医師や医療者だけが「正しい医学を提供しているからいいだろう!」というもんでもありません。
それをきっちり患者さんに説明する責任があります。
検査や治療は、一方的に医師が決めるものではありません。
正しい医学知識を提供し(診断の根拠、診断名、検査や治療の侵襲性、薬の価格など)
患者さんの考えを聞いて
一緒に相談して方向を決めていく
ものです。
「先生が決めてくれたらいい!!!」という方もおられます。
その人がそうしたいならそれでも大丈夫ですが
やっぱり
正しい医学知識で同じ土俵の上に立った上で
本人の希望に合わせて一つづつ決めていくので
テーラーメイドというか
同じ疾患だから方向が全て一緒ということはあり得ません。
大学の頃は、特に特定してない誰かの、「疾患」としての知識勉強が主でしたが
医師になってからは
勉強のモチベーションは個々の患者さんです。
あの人を治したい!!という強い気持ちで行う勉強は
貪欲に、そしてどこまでも探求していきたいと思えるものです。
ここら辺が
最後A、責任性(Accountability)ではないかと感じております。
当院のかかりつけの患者様。
いつも私たちを信じて
かかりつけになってくださりありがとうございます。
まだ日が浅いですが
これからもっと色々みなさまのことを教えてくださいね。
専門は?と聞かれたら「〇〇さんです!!」
と言えるように、興味津々で日々診察しております。
これからもよろしくお願いいたします。
あん奈