看護師さん自作の「注射がんばったね!シール!」にHappy!! テンションが上っていた、院長の本当のうれしかった理由とは?

今年もインフルエンザワクチンの季節がやってきました。
また当院では、ワクチンデビューから小児のワクチンに携わっております。→こちら

というわけで
予防接種については、日常的に行っている我々にとっては
身近な業務なのですが
どうしても「注射は怖い」「痛い」「苦手」
というお子さん(大人も!?)は多いです。(分かります。)

子どもたちの恐怖の気持ちを
すこしでも
気を紛らわせて
がんばろー!!という気になってもらうのに
「かわいいシール!」「かっこいいシール!」は結構有効です(笑)
子どもたちって本当に純粋ですねえ!
(大人の場合は、「納得」というステップがないと難しいです。)

そこで、いつもは
注射頑張ったね!のシールは
既製品、キャラクターものを
購入していたのですが

ここ最近で見慣れぬ
なにやらかわいいシールがたくさん増えていて・・・・

注射頑張ったねシール

「あれ?いつまに購入したの??コレめっちゃ可愛いねえ」と
看護師さんにお聞きしたら
「先生、これね、買ったんじゃなくて作ったんです!!」と。
聞くと、マスキングテープを使って既存の止血テープの上に貼って
作ってくれたそうです。

すごーい!!
かわいい!!
いつの間に!!!

 

手前みそですが
当院のスタッフさんはみんな本当に
工作とか、絵とか
色々お上手!!!
訪問患者さんの節目の誕生日
七夕、クリスマス・・・
いつも手作りでいろいろ盛り上げてくださいます。

かわいいものが好きな
私的には、ドンピシャ大好きな柄ということもあり
すごくテンションが上がって、すごく嬉しかったのですが

実は、ただ可愛いから喜んでいたわけではありません!!

(そう見えていたかもしれませんが(笑))

何よりも本当に私がHAPPYだったのは
「先生、シール無くなくなりそうなんですけど?購入しますか?」とかでも全然普通の光景なのに
「シール結構使うなあ、(購入すると高いし(笑))いっそ可愛いの作ろう!」

自分たちで考えて
あんなに忙しい合間をぬって
動いてくれるスタッフさんが居てくれること。。。

 

以前からスタッフさんには
事務スタッフ、看護師スタッフに関わらず
クリニックの理念、行動指針を理解して
そのうえで、それに沿っていることだったら
自らどんどんやってもらいたい!
という事を
折に触れて話しております。

→真夜中の独り言シリーズ 〜私が創りたいクリニックとは・・・仲間を求めています。〜
こちら

前までは
時間的な余裕もあり
院長の私が
「あれやってみよう。」「こうやってみてほしい」「患者さんにこのお電話しておいて」
とこまめにいろいろ
スタッフさんに投げかけたり
企画することも多かったのですが
すこしづつ、物理的に「診療」の時間が一日を占めるようになりました。
(いや、コレが本来のクリニックの当たり前の姿なのですが)

その分
自分だったらこうしたいな。
患者さんにこういう声かけ
この電話一本

などという
ちょっとおせっかいかもしれない
「このひと手間」を

やりたいなあ・・・
でも自分は時間がないなあ。。。。

というときも正直あります。

でも最近は
普段の患者さんへの声掛けや診察を身近で見ていてくれて
こういう私の「理念」「想い」を汲み取って
もしくは同じような「理念」「想い」で
今回のシールのように
スタッフが自ら動いてくださることが増えて
心から「あーー!!私のやりたい事、代わりにやってくれてありがとう。助かります。。。」
と思います。

私の体は身ひとつですが
同じように温かく患者さんを診てくださる
スタッフさんを大事にしっかり育てていくことで
自分のやりたい医療も
より多くの方に提供できる
私は安心して、本分である「医療」の面の勉強を怠らずにやれる
と思った出来事でした。

あの日は、照れ隠しで???
「わーーこのシールめっちゃ好みやわ!!私が貼りたい!」
などと異常なハイテンションで_
言っているだけのように
スタッフさんの目に映ってたやもしれませんが
実はムネアツでちょっと泣きそうだったことをここに告白しておきます。(笑)

これからもよろしくお願いします。

あん奈

 

過去の参考ブログ

・予防接種のスケジュールを立てるときのルールについて(2024.11月更新)→こちら

予防接種のスケジュールを立てるときのルールについて(2024.11月更新)

・真夜中の独り言シリーズ 〜私が創りたいクリニックとは・・・仲間を求めています。〜

こちら

真夜中の独り言シリーズ 〜私が創りたいクリニックとは・・・仲間を求めています。〜