在宅緩和医療(ターミナルケア)、人生の最期を迎えるときのケアについて・・・もう一度振り返る。
こんにちは。
ここ最近本当に寒いですねえ。。。
私は寒いのが苦手なので、最近は本当に辛いです。
皆様も温かいところで過ごせてますように。
在宅での緩和医療について。
さて。。少し前の事ですが
「がん」で入院中の患者様で
今後は、遠方のご長男様のところに引っ越しされるとのこと
その前に1週間だけ自宅に帰りたいので
その1週間だけ在宅医療をしてほしいという方がおられました。
在宅医療において
人生の最期を迎えるときの医療というのは
私の中では「お産」と似ていると感じることがあります。
だいたいこうなっていくというのは分かっていても・・・
本当に、「ひとそれぞれの物語」があり「個性」を感じます。
本人の想い、理解度はどうか
家族の状況はどうか
本人の希望する、思い描くプロセス、大事にしていること・・・・
超えなくてはいけない課題・・・
本当に人の数だけ
いろいろなドラマがあります。
その中で、やはり
身体的な苦痛のまだコントロールがついていない方
関わる時間が、諸事情で限られている方
しっかりと病状説明や、今後の展開を把握していない方(未告知など)
は、やはり少し難易度が高いと感じております。
御本人と、我々に残された時間の中で
その時々に応じて
その段階までに
クリアにしておかないといけない課題があると思っております。
冒頭の方は
いろいろなタイミングが合い
お受けすることができて
無事に、御本人のご希望どおりに
ご長男様の元に送り届けることができました。
ですが
たった1週間という短い関わりの中でも
お辛い症状のコントロールをすること
御本人やご家族様が『今置かれた状況をちゃんと知るということ』
短い関わりの中で、信頼を得ること
また、どうやって苦痛なく遠方まで搬送するか。。。などなど
かなりスピード感を持った対応が必要でした。
非常に色濃い体験をさせていただいたし
私達YYCスタッフのみならず
一番関わってくださった訪問看護師を筆頭に
関係者の方のココロにとても大きな「感情の動き」を
与えてくださいました。
一例一例全く違いますが
『ノウハウ』はやはりあると思っております。
経験を通して
また次の経験に活かせるとも思っており
そのためには
お一人お一人に丁寧に向き合い
お一人お一人、『振り返ること』が
本当に大切だと思っています。
クリニックでも振り返りをするに当たり
またミニレクチャースライドを作成していたのですが
また『既視感(デジャブ)』があり
まさか!と思って調べると
例によって(ここ最近、本当に『ブログに書いてた』ということを本当に忘れている。。。)
ブログに書いてました。(しかも結構大作を。。。)
最近は
自分の物忘れぶりにびっくりやら呆れるやらです。
このように
ブログも
色々溜まってきましたが
書いたことすら、忘れているので(笑)
日々なにか出会うたびに
まずは、自分の過去のブログを読み返し
新しいことを補って
そこからまたブラッシュアップする必要があるな
と思いました。
下記『人生の最期を迎えるときの医療』のブログシリーズは
実に①〜⑪までありました。
読み返してみましたが大きくズレていることはないように思いました。
少し、追記したり
新しい単元を増やすかもしれませんが
もしご興味ありましたら
一度ご覧いただけましたら幸いです。
ガイドラインなどは変更点があるところもあるかと思いますので
ひきつづき私も学んでまいりたいと思います。
あん奈
過去の参考ブログ
このシリーズは、人が最期の時を迎えるときのケア、ターミナルケアについて順番にお話してます。
是非、シリーズ通してお読みください。
① 導入編→こちら
② 最期のときの3つのパターン→こちら
③ 全人的苦痛という考え方とは→こちら
④ そもそも緩和医療とは?→こちら
⑤ 死を受け入れるということ→こちら
⑥ スピリチュアルな苦痛?→こちら
⑦ 予後予測について→こちら
⑧時期別の状態とケア(亡くなる数ヶ月前)→こちら
⑨時期別の状態とケア(亡くなる数週間前) →こちら
⑩時期別の状態とケア(亡くなる数日前)→こちら
⑪人生の最期を迎えるときの医療(ターミナルケア)についてお話します。⑪時期別の状態とケア(亡くなる時)→こちら
引き続き、こちらのパンフレットもご参照ください。
緩和ケア普及のための地域プロジェクト(厚生労働科学研究 がん対策のための戦略研究)より
『これからの過ごし方について』というパンフレットがあります。
このパンフレットもとても参考になるので是非御覧ください。→こちら
『これからの過ごし方について』