帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります。自己負担額も発表ありました!R7.4月〜
さて、帯状疱疹ワクチンの接種が
この令和7年4月から定期接種化が始まります。
●帯状疱疹とは
さて、みなさん「帯状疱疹」を知っておられるでしょうか?→こちら
水ぼうそうのウイルスは
治ったあとも神経節に潜んでいます。
免疫力が落ちたときには
神経に沿って痛い皮疹ができます。
また、皮疹が治っても神経痛が残ることがあります。
ご自身で帯状疱疹になられた方
もしくは周りに帯状疱疹になった方がおられた方は
「絶対なりたくない!!!」
と思われるのではないでしょうか?
●帯状疱疹ワクチン
そこで帯状疱疹を防ぐためには
「帯状疱疹ワクチン」という手がありました。→こちら
帯状疱疹ワクチンには2種類あります。
・生ワクチン
・不活化ワクチン
それぞれの特徴はこちらです。→こちら
●待望の定期接種(公費負担)化です!!
昔からある安価の生ワクチン
新しくでた、不活化ワクチン
不活化ワクチンの効果は高く
免疫力が低下した人も受けられるという特徴がある一方
かなり高価でした。
このたび、「高価過ぎて帯状疱疹ワクチンを見送っていた方」には朗報です。
大阪市のHPはこちらです。
大阪市のホームページはこちらです。→こちら
●実施期間
令和7年4月1日より令和8年3月31日まで
●対象者
ただすべての方が対象というわけではありません!!
●令和7年度の定期接種対象者は次のとおりです。
助成の対象となるのは令和7年4月1日から令和8年3月31日の間です。
1.令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる市民の方
※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員を対象とします。
2.60歳から64歳の方のうち、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により
免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する市民の方
(身体障がい者1級相当)
●接種費用
・生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)→4500円/回(1回助成)
・組み換えワクチン(シングリクス®)→11000円/回(2ヶ月間隔で2回接種)(2回助成)
★それぞれのワクチンの特徴はこちらをご参照ください。→こちら
★生活保護受給者、市民税非課税世帯の方、災害のために居住地で定期接種困難な方は
確認書類を持参いただくと無料になります。
●今後の予定
●令和7年度〜令和11年度
令和7年度から令和11年度の5年間は、経過措置のため対象者は5歳刻み
●令和12年度以降
令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。
★注意点!!
ただし、1もしくは2に該当する方で自費での接種も含め
過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方は助成を受けられません
過去に組換えワクチンを1回受けた方は、残りの1回分のみ助成の対象となります。
おわりに
上記のようにすべての人に一斉に助成とはいかないようです。
接種しようと思っていた方で
もし対象者に入っていたら定期接種を利用する
というような感覚で
おられたらよいかと思います。
まだどれくらいの費用負担になるのか
発表がありませんでした。
今週/来週くらいだと思いますので
また出ましたらお知らせしたいと思います。
対象者かどうか分からない時
帯状疱疹ワクチンの接種希望の方など
お気軽にご相談いただければと思います。
あん奈
過去の参照ブログ
・よくある疾患シリーズ 〜帯状疱疹〜→こちら
・帯状疱疹ワクチンに不活化帯状疱疹ワクチン接種が加わりました。→こちら