大人の受けたほうがいいと言われているワクチンをまとめてみました。
さて、ちまたにはたくさんの予防接種(ワクチン)が溢れています。
・赤ちゃん、子どもちゃんたちが頑張って受けている予防接種
・海外渡航などの際に免疫をつけておくための予防接種
・妊婦さんが受けておいたほうが良い予防接種
・高齢者や免疫力が弱い方が受けておいたほうがよい予防接種
などなど。。
無料だったり、有料だったり
いつ受けるべきか?
何回受けるべきか?
どこ見たら載っているのか?
複雑ですよね〜
そこで今日は、『大人が受けたほうがいいと言われているワクチン』についてまとめてみます。
さてまずはおすすめのサイトをご紹介します。
私が所属している、日本プライマリ・ケア学会から
とってもわかりやすいサイトが出ております。
基本的にはこちらを見ていただくのが一番わかり易いです!
私もしょっちゅう、こちらを参照しております。
こどもとおとなのワクチンサイト →こちら
そもそも『定期接種』と『任意接種』とは?
予防接種とは
公衆衛生の観点から
『この予防接種をやっておいた方が良いと言われる群』には
国や市町村から費用の補助が出ます。
→これが『定期接種』です。
ワクチンによって、対象者が異なり
助成される費用もそれぞれ異なります。
無料のものと、一部自己負担が発生するものがあります。
一方、すべて定期接種にしてしまうと
財政が成り立たないので
『受けたい方は、ご自身でどうぞ!』
という予防接種たちがあります。
→これが『任意接種』です。
公的な補助がないので
すべて自己負担(自費)です。
そのためクリニック事に値段が異なります。
『生ワクチン』か『不活化ワクチン』か
さて、もう一つ予防接種(ワクチン)を知るうえでこの用語もよくでてきますので
一度意味を整理しておきましょう。
●生ワクチン
病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られます。
これらの病原体に軽く感染したような状態を起こさせていますが
非常に毒性が弱い病原体を使用しているため
大きな問題なく
免疫力をつけることができます。
しかし
『免疫力が低下している方』
『免疫力を抑えるような治療をしている方(自己免疫疾患など)』
は接種できるか主治医とご相談ください。
●不活化ワクチン
病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせた(不活化、殺菌)ものを原材料として作られます。
生ワクチンとは異なり
感染するわけではないので
免疫力が心配な方も接種可能です。
さて、実際
大人が接種できるワクチンの全体像を見てみましょう。
●表の見方
まずは、定期接種のの対象になるものがないかチェックしてみてください。
その次に、対象者の欄に自分が該当しないか確認してみてください。
過去の参考ブログ
上記に関連して、個別に私がブログに取り上げたワクチンは下記になります。
よろしければご参照ください。
●肺炎球菌ワクチン
・成人の肺炎球菌ワクチンについて (2025.4月更新) プレベナー20®の登場による変更あり→こちら
●帯状疱疹ワクチン
・帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります。自己負担額も発表ありました!R7.4月〜→こちら
・帯状疱疹ワクチンに不活化帯状疱疹ワクチン接種が加わりました。→こちら
●RSウイルスワクチン
・60歳過ぎたら、RSウイルスワクチン予防接種についてご検討、ご相談ください。→こちら
●子宮頸がんワクチン
・HPV(ヒトパピローマウイルス 子宮頸がん)ワクチンの中でもシルガード9(9価ワクチン)について詳しくご説明します。【2023.4追記】→こちら
HPV(ヒトパピローマウイルス 子宮頸がん)ワクチンの中でもシルガード9(9価ワクチン)について詳しくご説明します。【2023.4追記】
・子宮頸がんワクチンのキャッチアップの期間が、条件付きで延長となります。2025.1月に更新→こちら
終わりに
さて、今日は『大人のワクチン』に特化してご説明しました。
予防接種(ワクチン)についてはなかなか複雑ですし
どんどん情報も更新されていきます。
社会情勢によって
公費負担の対象者が変化したりもしますし
新薬がどんどん解禁になり
今まで使用していたものよりもっと効果の高いものが出ていたり
私も情報を追っかけるのに必死な程です。
ぜひ、気になる予防接種(ワクチン)がございましたら
受けるべきなのか?
そもそもなにか受けたほうがいいワクチンがあるのか?
お気軽にご相談に来てくださいね。
全ての方にすべてのワクチンが必要とも言えないので
背景、持病、ご心配ごとに合わせて
お一人お一人に合わせて考えてまいりたいと思います。
あん奈